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アルフレッサ ホールディングス株式会社からのお知らせ

セルリソーシズ株式会社とProbio Technology HK Limitedとの日本の遺伝子・細胞治療市場における包括的CDMOサービスに関する契約締結について

当社の子会社であるセルリソーシズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有田孝太郎、以下「セルリソーシズ」といいます)は、GenScript Biotech Corporation(以下「GenScript Biotech」といいます)の子会社で生物製剤CDMO事業を行うProbio Technology HK Limitedと日本の遺伝子・細胞治療領域におけるGMPに準拠した包括的なCDMOサービスの展開を進めるコラボレーション契約を締結しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

契約締結の背景と目的

アルフレッサグループは、「22-24 中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシアム®~」において、グループ経営方針として「新たな価値の創造」を掲げ、各事業セグメントが持つ強みを基に、当社グループのサプライチェーンを活用した再生医療等製品のトータルサプライチェーンサービスの構築を目指しています。その中でセルリソーシズは、再生医療関連事業として、国産細胞原材料(マスターセル)の提供および自家と他家の両方における細胞加工物の製造を担っております。遺伝子・細胞治療市場に対し、高度に自動化された受託細胞製造サービスを提供する事業基盤の整備を進めるとともに、細胞自動製造システムを中心とする細胞加工「工場」の設置により、高効率で高品質な再生医療等製品の受託製造サービスをより安価に提供する体制の構築を進めています。

GenScript Biotechの生物製剤CDMO部門であり、同社グループのソリューション名でもあるGenScript ProBio(以下「ジェンスクリプト・プロバイオ」といいます)は、細胞・遺伝子治療医薬品、ワクチン、抗体、タンパク質医薬品などのターゲット開発から商業化までをカバーする包括的なバイオ医薬品研究開発・製造プラットフォームを有し、細胞・遺伝子治療トータルソリューションとして、非臨床、プロセス開発、臨床、商業化の各段階に対応するプラスミドやウイルスベクターを製造し、お客様へ提供しています。

このたび、セルリソーシズがProbio Technology HK Limitedと締結したコラボレーション契約により、セルリソーシズが保有する製造機能と、ジェンスクリプト・プロバイオが提供するプラスミドなどの一連の遺伝子ベクターのCDMO機能を組み合わせ、CAR-T細胞をはじめとした最終的な再生医療等製品をお客様に提供することが可能となります。これにより、一連の遺伝子ベクターを活用した再生医療等製品の開発から治験薬および最終的な商用製品の製造までを包括的なサービスとしてお客様へ提供する体制が構築されます。製薬企業、医薬品研究開発のベンチャー企業およびアカデミアに対して本サービスを提供することで、上記のお客様の研究開発コストの削減や医薬品の上市までの期間短縮につなげ、遺伝子・細胞治療の産業化に貢献してまいります。

セルリソーシズ株式会社とProbio Technology HK Limitedとの日本の遺伝子・細胞治療市場における包括的CDMOサービスに関する契約締結について